宗教法人辯天宗

先祖供養

 「祖先を粗末にしてはなりません」(宗祖さまのおことば2)のおことばに基づき、辯天宗では先祖供養の重要性を説いています。多くのご先祖さまのおかげで今の私たちがあることに感謝し、朝夕、仏壇に手を合わせて祈りを捧げることをお伝えしています。供養といえば、供物や線香、ろうそくをお供えする「利供養」のことを指すと思われがちですが、辯天宗ではご先祖さまを敬う心で供養する「敬供養」、日ごろの良い行いが浮かばれない霊への供養になる「行供養」の三種供養をすべてそろえることをもって先祖供養としています。

塔婆供養

 辯天宗では、先祖供養のために「塔婆供養」を申し込み、僧侶による供養とともに、「塔婆」を自宅に持ち帰って7日間自分で供養することをお勧めしています。塔婆供養は、いつでもお申し込みいただけます。また、春と秋の「彼岸会」、夏の「うら盆会」などでも、受け付けています。

【塔婆とは】
 霊の依代となる細長い板のことで、正式名は卒塔婆(そとうば)といいます。供養を受ける霊には「依代」が必要であり、依代は塔婆の他にも位牌や墓などがあります。

<塔婆供養>
 辯天宗の三寺院においてお申し込みいただけます。
 「回向申込書」にご先祖さまの戒名・法名(不明の場合は俗名)を書き入れ、回向料を添えてお申し込みいただきます。
 1週間後、僧侶による供養が済んだ塔婆をお持ち帰りいただけます。(郵送も可)
 持ち帰った塔婆は、仏壇(仏壇のない場合は床の間、または清浄な場所)にお祀りしてください。
 灯明(ろうそく)・線香・供花(仏花)の他に、お茶・御飯や故人のお好きだったものなどをお供えします。
 1週間、朝と夕に塔婆の前で手を合わせ、ご先祖さまに感謝の心をお届けします。
 自宅での供養を終えた後、塔婆は三寺院に納めてください。
 冥應寺では、毎月1日・8日と毎週土・日・月の午前9時から午後5時まで、水子供養塔流水池にて、施主さまが自らの手で塔婆をお流ししていただくことができます。
 8日のみ、夜7時まで流せます。小塔婆200円、中塔婆1,000円、大塔婆2,000円

<回向料>
小塔200円、中塔婆1,000円、大塔婆2,000円

【彼岸会】
 彼岸会は、ご先祖さまを供養して感謝を表す法要です。辯天宗では年に2回、春と秋に行なわれ、参拝者は観音經を読誦し、お昼にはおとき(食事)が振る舞われ、法要の後には「家内安全・息災延命」のお札と供養の餅が授与されます。

【うら盆会】
 8月15日に総本山如意寺で「うら盆会先祖供養法要」を営んだ後、吉野川河畔で灯ろうを流し、ご先祖さまの霊を送ります。

永代経

 辯天宗では、ご先祖さまの過去帳の入ったお位牌を作り、総本山如意寺または冥應寺の祖霊殿にお祀りして、永久的に供養する「永代経」の受け付けを随時行っています。年忌および春秋の彼岸に法要を行います。奉祀者(施主さま)にはお葉書にて参拝のご案内をします。


<永代経奉祀>
一基300,000円
管理費・位牌費・開眼法要費込み
※奉祀後は新仏一体につき10,000円をいただきます。施主名・住所の変更届は無料。年更新料は不要。