より深く学ぶために

水のお諭し

この尊い流れが辯天さまの御心なのであり、
これがこの世の中を支え貫いている尊い生命なのでございます。
もしこの水の流れが切れて水が切れるようなことがありましたら、
川底が露け出されて醜い姿となり、
見る目も痛ましい姿を晒け出して川の生命を失ってしまうことでしょう。
川は永遠に切れない水の流れの生命であります。
この永遠に切れることなく続いていく心が「まごころ」なのでございます。
「まごころ」とは、いつまでも変わることなく続いていく愛の心なのであります。
宗祖智辯尊女「水のお諭し」より

辯天宗宗憲<前文> 

辯天宗は、大辯才天女尊を御本尊と仰ぎ、その神代としての智辯尊女を宗祖とする宗教団体である。御本尊大辯才天女尊は、天地を始め・陰陽の根元にして、宇宙万有の総祖神として、あらゆる神仏を総括する総体であられる。
明治42年4月1日、御本尊は無福の衆生に大いなる恵を与えるべく尊女を現世にお遣わしになり、尊女の成長を待たれた後、昭和9年4月17日、尊女に「水 の心を心とせよ 水の心のあるところ辯才天は常にそなたとともにあって現世苦業を滅するであろう」との天啓を授けられた。
水の心とは、低きに流れる謙譲心、方円の器に従う素直な心、美醜全てを受け入れ包容する慈悲心、自らの汚れを清める積極心等に象徴される真の心であり、御 本尊の御心そのものの表象である。御本尊は、衆生がこのような水の心を心とするとき、あらゆる福徳を円満に成就せしめ給うのである。
天啓を享けられた尊女は、大和五條の十輪寺において、神代として、数多くの苦衆に御神示を与え、救いの道を示された。こうして御本尊の御威徳と尊女のお助 けに歓喜した人々は、うちそろって尊女のもとに相集い、信仰の道に励むようになった。
昭和26年末、御本尊より「これからは宗教としてあまねく一切を救え」との神示をいただかれた尊女は、立宗を決意され、翌昭和27年5月13日、所轄庁よ り「真言辯天宗」の認証を得て、26日の設立と共に自ら宗祖となられた。この立宗を機縁に、以後、宗制は拡大の一途をたどることになった。
昭和29年秋、十輪寺にほど近い大和五條の地に総本山如意寺が創建された後の11月7日、御本尊より「真の教えこそ一切を救う法である 真の教えをもって みちびけ」との夢告を享けられた尊女は、「水のお諭し」を教理の大綱として示され、実践徳目として、以下に掲げる「宗祖五行のお諭し」を定められた。

1.真心を常に忘るべからず
1.慈悲愍みの心を養うべし
1.善根功徳の行を積むべし
1.感謝の誠を捧ぐべし
1.不平不満を想うべからず

さらに昭和39年春、大阪茨木の地に冥應寺が落慶し、やがて各地の信者組織が確立されると、尊女は自ら親教の御足を全国に記され、布教の大業を遂行され た。爾来、信者のためわが身や家庭をも顧みず、夜もすがら救いの御手を差し伸べられて、 幾多の悩める苦衆が救われる事となったのである。
昭和42年2月15日、尊女は未来永劫にわたる苦衆救済を願いつつ、御本尊の御意志に従って永遠の世界に遷り給うたが、この大事を迎えるも信者の信心は微 動だにせず、なお一層御本尊の御威徳を信じ、「御遺告」を胸に刻み、「宗祖五行のお諭し」をはじめとする教理の実践に勤めている。
辯天宗では、水の心をわが心とし、それが定める法則に従って生きる「水の心の実践行」こそが幸福達成の基本であると捉え、尊女が悲願の「蓬莱世界」、すな わち「みんなが仲良く楽しく暮らせる家庭や社会」を現成することを主たる活動目標にしている。